社畜の伝統? 女性社員の制服

先日お茶を飲みにカフェに入ったら、隣に制服を着用した女性がいらっしゃいまして、デパート以外で久しぶりに見たな、と感慨深く思いました。

最近はかなり減りましたが、ひと昔前は一般職の女性会社員はみんな制服を着てました。着させてられました。

私はあれをずっと疑問に思ってたのです。

実際的な問題として結構負担が大きかったので。

まず、制服に着替える時間を確保するため少し早く会社に来なくてはなりません。もちろん、帰りも遅くなります。

また、ボトムはスカートがほとんどのため、パンスト代が馬鹿になりません。普段着がパンツ系が多い人は本当に無駄な出費です。そのうえデスクワーク以外の作業系の仕事が入るともー大変なのです。

靴も会社専用の物を用意する必要があります。

ブラウス以外家で洗えないのでクリーニング代もかなりイタイ。ブラウスを支給しないという中途半端な企業もある。

そして、休憩時間も外出しづらい。

なんといっても、制服は格差社会を象徴してます。だって一般職の女性だけなのです。制服着るの。

総合職の女性社員は制服着ません。もちろん男性社員は当然なことながら。

 

警察とか、直接お客さんと対面する職業とかと違って、実用に即していない制服というのは要するに、管理者が管理し易くするためにあるような気がします。

学生さんの制服がそうでしょう?

集団への帰属意識を持たせ、自分勝手なことや悪さをさせないようにコントロールするツールだと思うのです。

かつての女性社員が、男性社員から見ていかに幼稚で信用ならない者に見えていたか今更ながら感じます。

ですので、最近の女性社員の私服化は進歩かな、と思います。単に会社に制服作るお金が無いだけかもしれないけど。